おいしく育てる技術

NCXX FARMの減農薬・減化学肥料栽培技術がもたらすメリット

■面倒な農作業の削減

畑を必要としないポットによる栽培法ですので、作物に合った難しい土壌改良や、追肥、除草などの面倒な作業を軽減することが可能となります。また、作付けごとに新しい用土を使用しますので、連作障害が生じません。専用用土には約6ヶ月分の収穫が可能な肥料があらかじめ配合されており、栽培途中での追肥も必要ありません。

■農機具がほとんど不要

作業は、肥料設計された土をポットに入れ、苗を植えるだけです。畑を必要としないので、耕運機などの大型の農機具は一切不要です。

■どこにでも設置可能

ポット栽培なので、置き場所を選びません。(冬場はビニールハウスでの栽培をお勧めします。収量や品質を保持するため、マニュアルに沿った環境管理を実施してください)

■減硝酸態窒素で、野菜本来の食味を実現

作物には元来の適正環境があり、環境が良ければのびのびと健康に育ちます。しかし現在の多くの慣行農業では、均一品質や安定収穫を求めるあまり、化学肥料などの使い過ぎで“土”に致命的なダメージを与えています。現在市販されている野菜には、見た目は同じでも、栄養素の多くが50年前に比べると大きく減少している作物も多く見られます。これは栄養分析の統計からも明らかで、「何だか水っぽく野菜本来の味がしない」のも土に原因があると考えられます。多段式ポット栽培では、ポット内にバランス良く配合した機能性用土を用いて、作物の自然な生命力を最大限に引き出すことができます。

●“硝酸態窒素”含有量が適正で、安全な「低硝酸野菜」を育成できます。

●“カルシウム・リン・カリウム・イオウ・マグネシウムや 鉄・マンガン・銅・亜鉛・モリブデン・ホウ素・塩素…”など、 野菜本来に含まれる、ミネラルや微量必須元素を バランスよく含有した健康な野菜を育成できます。

●野菜本来の味がする、食味の良い作物を育成できます。

■“硝酸態窒素(硝酸塩)”の問題

野菜に含まれる危険物質の代表は農薬といわれていますが、野菜類(特に葉物)の硝酸塩問題が世界的に注目されており、特にEU加盟国では一定の基準値が設けられています。また日本の農林水産省でも「野菜中の硝酸塩に関する情報」を消費者に向けて公開しています。農薬が、危険農薬の登録禁止およびポジティブリストにより年々安全性が追求されている一方で、硝酸塩の問題は、現代農業の技術進歩(成長促進剤や水耕栽培など薬剤を使用した化学的技術など)の裏側=影の部分を象徴する緊急かつ最大の課題といわれ、低硝酸野菜の生産技術の確立は急務となっています。

■栽培環境の管理方法について

健全な土と長期間有効な適正量の肥料で用土が構成されていますので、栽培環境だけを管理することになります。管理の対象となる主な栽培環境の項目は・水量(かん水量)・環境温度(適正な生育温度の確保)の管理となります。当社ではこのほかに・施設栽培による、防虫対策・自然栽培に近づけるための作物への 風による刺激を実施しております。

■管理基準について

「農林水産省・環境省 令第五号 農薬取締法(昭和二十三年法律第八十二号) 第十二条第一項の規定に基づき、農薬を使用する者が遵守すべき基準を定める省令」に定められている、指定農薬を適正に管理し使用しております。最適な土壌および周囲環境を実現することにより作物本来の自己防衛機能を発揮させ病気に強い栽培を行い、農薬使用量を減少させます。